伊藤博敏
著者のコラム一覧
伊藤博敏ジャーナリスト

1955年福岡県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、1984年よりフリーに。経済事件などの圧倒的な取材力では定評がある。数多くの週刊誌、月刊誌のほか、現代ビジネスなどウェブニュースサイトにも寄稿。主な著書に「許永中『追跡15年』全データ」(小学館文庫)、「『カネ儲け』至上主義が陥った『罠』」(講談社+α文庫)、「金融偽装─米国発金融テクニックの崩壊」(講談社)、「黒幕」(小学館)などがある。

一石二鳥の解決策 馬毛島への普天間基地移設なぜやらない

公開日: 更新日:

 安倍晋三首相は、令和初の国賓としてトランプ大統領を迎え、ゴルフに相撲と歓待を繰り返したが、申し開きの出来ない失策もある。

 米軍に絡む「辺野古」と「馬毛島」である。両方、大幅遅延で約束が果たせない。

 市中にあって危険な普天間飛行場に関し、米国と移設合意に達したのは、1996年4月、橋本龍太郎首相時代だった。「5年から7年の全面返還」のはずが、反対運動に加え、民主党政権下の「最低でも県外」といった鳩山由紀夫首相発言などもあって迷走。昨年、埋め立て工事が本格化したものの、県民投票、県知事選、衆院沖縄3区補選の3回の投票で、「辺野古移設反対」の民意は明らかだ。

 一方、鹿児島県種子島の西方12キロに浮かぶ無人島の馬毛島を買収、「タッチ&ゴー」と呼ばれる米空母艦載機の陸上離着陸訓練地(FCLP)にするという計画も10年越しだが、地権者のタストン・エアポートが納得しない。交渉の前面に立っていた防衛省では力不足だと、菅義偉官房長官が采配を振り、今年1月、一度は買収価格160億円で仮契約を結んだものの、タストン社で内紛が発生、社長に返り咲いた立石勲氏が、「安過ぎる」と約束をほごにして振り出しに戻った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    伊藤健太郎“有頂天”からの転落 よぎる3年前のひき逃げ事件

  2. 2

    伊藤健太郎のひき逃げ逮捕で注目された「野村周平」のナゼ

  3. 3

    「栄冠は君に輝く」作詞の加賀大介と松井秀喜の意外な縁

  4. 4

    竹内涼真“恋愛醜聞”で好感度ガタ落ち…ネットに罵詈雑言が

  5. 5

    私がラミレス監督を「これぞ、監督!」と評価し続けたワケ

  6. 6

    預金封鎖、資産税、暗号資産、ハイパーインフレを警戒せよ

  7. 7

    8カ月で復帰したビートたけしと徳井義実の“決定的な違い”

  8. 8

    土屋太鳳がまた…桜田通との抱擁撮でさらに女性を敵に回す

  9. 9

    ソフトVの裏に非情の工藤采配 内川退団決意と次期監督問題

  10. 10

    小川彩佳「NEWS23」産休から復帰も…早くもリストラ降板説

もっと見る