国広富子さんは高級パンプス履き平壌の党幹部住宅で生活

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【ケース②】山口・国広富子さん(24)

 山口県宇部市内で暮らしていた看護師の国広富子さん(失踪当時24)は1976年8月2日、忽然と姿を消した。

「失踪当日の夜、姉は自宅から50メートルの自動販売機に義理の父親のたばこを買いに行き、行方が分からなくなりました。所持金はたばこ2箱分の300円だけ。姉は4歳で実父を亡くし、幼いころから苦労しっぱなし。働きながら看護学校に通いました」(03年当時、妹の美樹さんのコメント)

 目撃者の共通点は、平壌市内の高麗ホテルに沿った蒼光通りに立つ朝鮮労働党幹部アパートに住んでいることだ。脱北者のH氏は親戚の党幹部の自宅で94年6月に国広さんを見かけたという。以下はH氏の証言だ。

 ★   ★ 

 党幹部の叔父は金正日の代理として新義州で起きた金銭疑惑の調査に出かけ、賄賂を手にして機嫌良く戻ってきた。晩には親しい党幹部を集め宴会を開いた。ビールが切れたので、叔父が後方総局長(党幹部に食料を供給する部署の要職)に電話をかけ、中国ビールの調達を依頼した。すると、後方総局長が自らやって来た。彼が同伴した女性が国広さんだった。女性たちは別の部屋に集まっていた。酒の勢いで、叔父が総局長に「日本人女性と暮らして、どうだ?(日本人女性と結婚するとは)力があるな」と冷やかした。

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