立岩陽一郎
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立岩陽一郎

ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職し、17年からフリーランスとして活動。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「ニュースのタネ」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。ニコニコ動画でも「ファクトチェック・ニッポン」の配信を開始。

安易なトランプ依存 イラン訪問で露呈した安倍外交の限界

公開日: 更新日:

「安倍総理は我々が過ちを繰り返すことがないということを知るべきだ」

 そう書かれたイランの最高指導者ハメネイ師のツイート。トランプ米大統領の思いを説明する安倍総理に対して、「真剣さを疑わない」と評価しつつも、厳しい表現で反論している。これを見て、安倍政権の外交の限界を感じたのは私だけではないだろう。

 それは、仲介が成功しなかったうんぬんではない。中東の実力者から、アメリカのメッセンジャーと正式に位置付けられた上で反論されたことのマイナスは、今後のさまざまな外交の場で尾を引くことになる。

 私自身は、このタイミングでの安倍総理のイラン訪問を次の2つの点で評価していた。

 1つは、トランプ政権への牽制。トランプ政権の対イラン強硬策には、何の合理性も見られない。イスラエルの意を受けたとする説明をもっともらしく語る識者は多いが、イスラエルとイランの関係はもう少し複雑だ。イスラエルにとってイランは敵ではあるが、必要以上に弱っても困る。なぜならイスラエルとイランは中東において非スンニ派の国という同じ立場だからだ。

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