伊藤惇夫
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伊藤惇夫政治アナリスト

1948年、神奈川県生まれ。学習院大学卒業後、自民党本部事務局に勤務後、新進党、太陽党、民政党、民主党の事務局長などを歴任。「新党請負人」と呼ばれる。執筆、テレビ・コメンテーターなど幅広い分野で活躍中。

既成政党への絶望感が「れいわ」と「N国」を生み出した

公開日: 更新日:

 及第点といえる議席を確保した自民党だが、それを支えたのは既得権益を失いたくない固定的支持層以外は「他にないから」「安定第一」といった消極的な支持が多くを占めていたはずだ。公明党も議席数こそ増やしたが、比例で100万票以上減らしたことから見て、支持母体である創価学会の集票力低下や学会以外の支持が剥がれ落ちている実態が浮かび上がる。

 一方の野党を見ると、国民民主は比例でたった350万票弱しか獲得できず、躍進が予想されていた立憲民主も比例は800万票弱、全体で17議席しか獲得できなかった。与党への消極的支持と野党に対する期待感の低下、それを全体としてみれば、既成政党全体に対する有権者の失望感、絶望感という言葉に置き換えてもいいのではないか。有権者はすでに与党に対しても、野党に対しても何の期待感も抱いておらず、むしろ見放し始めているのかもしれない。だからこその「れいわ」であり「N国」であって、この結果は有権者の既成政党に対する意識的な“反乱”行為だったと見ることもできる。

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