小沢一郎が山本太郎語る「彼の行動は野党を目覚めさせた」
安倍1強政治の下、「野党結集」の必要性を最も強く主張し続けている小沢一郎衆院議員(国民民主党)。今度の参院選の結果や野党を取り巻くその後の動きをどう見ているのか、直撃した。
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「野党は惨敗だ。従来、言っているように、候補者の統一だけではダメで、1人区の勝利が3年前の11から10になっただけでほぼ同じ。やはりひとつの固まりにならないとダメ。選挙区と比例区が別々では選挙に力が入らない。政権を取って、わが抱負を実現しようという志と気概が足りない。だから過去のいきさつや利害でスッタモンダする。それでは永久に政権は取れない」
立憲民主党の枝野代表が旗を振るべし、と小沢氏は「君子豹変す」を待っていたが、動かなかった。
「枝野代表は、今まで国民の野党を見る目を間違えて解釈していたんじゃないか。単なる民主党の復活ではダメだけれど、国民が求めているのは自民党に代わる大きな集団だ。政権交代がまったく望めない中で、太郎くんのところやN国に野党に飽き足りない票が流れた」