桜を見る会弁明 立ち話で説明を果たしたなんて誰が思うか
「そういう市井の方々のなかにもですね、それぞれ地域でがんばっておられる方々たくさんいますから」(安倍晋三首相)
これは15日の夜、「桜を見る会」について、安倍首相が官邸で記者団に語った言葉。山口県の自分の後援会関係者をバス17台分、850人も呼んだことに対して。
記者団には10分前に連絡してきたんだと。そんなきゅうに話すといわれても、夜の官邸にいるのは若い記者だけ。首相の話に突っ込んだ質問をできるベテランはいない。つまりそこを狙ったわけよ。若手記者の前で一方的に話してしまおう、それで説明責任を果たしたことにしよう、と。
どこまでも卑怯な人だ。20分の立ち話で説明を果たしたなんて誰が思うか? やましいところがないのなら、ちゃんと国会で集中審議に応じりゃいいだろ。
話の中身も卑怯だった。夕食会(前夜祭)の参加費、5千円は安すぎるのではないかという疑惑について、「ホテル側が設定した価格であるとの報告を受けております」とホテルのせいにした。