河井前法相「いいウグイス嬢はいないか」運動員確保を主導
昨年の参院選をめぐる河井克行・案里夫妻の公選法違反疑惑で、夫の克行氏自身が車上運動員の募集について「誰かいいウグイス嬢はいないか」と周囲に主導的に働きかけていたことが分かった。
参院選広島選挙区では昨年3月、自民党が21年ぶりに2議席独占を狙って案里氏を2人目の候補に公認。大激戦となり、優秀な運動員の確保が選挙戦の重要課題だった。
そのため克行氏は、以前に自身の衆院選に協力したウグイス嬢らを法定上限の倍額に当たる3万円の高額報酬で勧誘。案里氏陣営に雇い入れたとみられる。
広島地検は、ウグイス嬢の報酬設定への克行氏の関与について慎重に調べている。
【写真ギャラリー】第201回通常国会が開会 雲隠れの自民3人衆が公の場へ