斎藤貴男
著者のコラム一覧
斎藤貴男ジャーナリスト

1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

弱肉強食の新自由主義を葬らなければイジメはなくならない

公開日: 更新日:

 AI(人工知能)を子どもたちの“いじめ”対策に活用しようという取り組みが、全国の教育委員会で始まった。2011年に中学2年生の男児を自殺に追い込んだ前科のある大津市などが先駆的にAIで危険な事案を予測。SNSが絡むと約8割が深刻化するなどという傾向を検出している。

 第一報を聞いた時、私はなんということだろうと天を仰いだ。データを増やせば分析の精度は上がるにせよ、集めすぎれば教育の平等の否定にも通じる。それでも教育者のつもりか、と。

 ただ、前回の本欄で書いた佐賀県鳥栖市の“いじめ”事件と学校側の対応、法廷での主張、佐賀地裁の判決などを取材するうち、考え方が変わってきた。教育を国力増進の手段とのみ捉える政権の介入が強まる一方の学校現場は疲弊している。上の求める成果に直結しない“些事”になどかまけていられるか、という理屈かどうかは知らないが、彼らは今、子どもたちの“いじめ”にあまりに寛容だ。

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