“本名力士”羽出山将は苗字の知名度向上を目指す未完の大器 同郷の志村けんへの尊敬胸に角界へ
生まれも育ちも東京の東村山市。同郷の志村けんを尊敬している。入門の際は東村山駅前にある志村けんの銅像に頭を下げて、地元の銘菓「だいじょぶだァー饅頭」を手土産に、玉ノ井部屋の門を叩いた。
本人は「東村山といえば、志村けんか羽出山かと言われるくらい活躍したい」と話しており、志村けんの兄とも交流がある。「いずれは志村けんさんの柄が入った化粧まわしを締めたい」と語っていた。もっとも、肝心の相撲で「自分の殻を破り切れていない」ともっぱら。190センチを超える長身に、長いリーチを生かした突っ張りが武器。まるで曙を彷彿させる、と言いたいところだが……。
若手親方が言う。
「リーチはともかく、パワー不足。もう少し体重を増やせば、一発ごとの突き押しの威力も増すでしょう。将来が楽しみな力士であることは間違いない。ただ、体重以上に問題なのが引き癖。相手を押し切れないとすぐに体を引いてはたいてしまい、墓穴を掘る。懐が深いので引き技を決めやすいとはいえ、条件反射で引く癖は修正すべきです。性格もマジメで、負けると考え込んでしまうタイプ。そのあたりをうまく改善できれば、化ける力士です」


















