パワハラ恐れ…部下が“タメ口”上司が“敬語”の時代到来か?

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 2018年度に全国の地方労働局などに寄せられた、パワハラなど「いじめ・嫌がらせ」に関する労働相談は8万2797件(前年度比14.9%増)で、過去最悪を更新――厚労省が6月26日に公表した数字を見て、電力系勤務のAさん(44)は、こう言ってタメ息をつく。

「たぶん『ブラック企業大賞』が始まった頃(2012年)からだと思いますが、ウチでもパワハラの取り締まりが異常に厳しくなっていったんです。もちろん管理職は研修を受けますが、正直、どこまでがパワハラなのか、よく分からない。セクハラと一緒で、部下の受け取り方次第で、『いじめられた』『嫌がらせされた』と感じれば、パワハラ扱いされるかもしれない……そんな恐怖が常にあります」

 金融系のBさん(47)も同じ思いだ。

「われわれが若い頃には『それぐらい我慢しろ』『耐えるのも給料のうちだ』と言われていた上司の理不尽とか横暴が、われわれが管理職になった今は、すべてパワハラ。もちろん負の連鎖は断ち切るべきでしょうが、われわれの世代は割を食った気がしないでもない。何より最近の管理職は、部下に気を使いすぎている。仲間内では『そのうち部下がタメ口で、上司が敬語を使う時代になるよ』なんて笑えない冗談を言い合っています」

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