孫崎享
著者のコラム一覧
孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

開催強行していれば東京五輪は「呪われたオリンピック」に

公開日: 更新日:

 世界のほぼ全ての国は、新型コロナウイルスを甘く見ていた。代表的なのは米国のトランプ大統領である。「4月には消える」「そのうち(感染は)ゼロになる」「感染集団発生は民主党のでっち上げ」と言っていたが、今や米国の感染者数は中国、イタリアに次ぐ。

 カリフォルニア、ニューヨーク、イリノイ、コネティカット、ニュージャージーは外出禁止令を出した。5州の経済規模は全米の約31%に上る(23日時点)。

 こうした流れを受けて、ゴールドマン・サックスは四半期(4月から6月)の米国GDPを24%減、JPモルガンも同14%減と予測。トランプ大統領は新型コロナウイルスとの戦争(WAR)宣言をするに至った。

 危機感の欠如は欧州も同じである。3月中旬まで、EUは域内の自由移動を維持していたが、イタリア、スペイン、ドイツ、フランスで感染者が1万人を突破。イタリアが非常事態宣言し、フランスは全土で罰則を伴う外出大幅制限を、ドイツは国境封鎖をそれぞれ実施した。当然ながら、サッカーの欧州選手権や南米選手権、テニスの全仏オープン、米プロバスケットボール、各種ゴルフ大会など、各種スポーツ大会の開催が相次いで中止・延期となった。

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