著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

1918年の米騒動は富山県の漁港の主婦たちから始まった

公開日: 更新日:
大正7年、東京の米騒動に対し、東京府では8月15日から白米の巡回廉売を行った(C)共同通信社

 このシベリア出兵は日本社会にさまざまな波紋を生んだ。こうした現象は第1次世界大戦の影響と言ってもよかった。そのひとつに、富山県の主婦を中心に始まった米騒動が挙げられる。シベリア出兵に7万5000人余の兵士を送り込んだため、主食である米を陸軍が買い占め、シベリアに駐在する兵士の元… 

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