12月8日開戦の日に元閣僚らは「日本に勝算はない」と見抜いていた
若槻の発言は、いざ戦争になったなら精神力は心配ないにしても、物質面で長期戦に耐えられるかを慎重に検討しなければならないと前置きした上で、次のような意見を天皇をはじめ内閣の面々に突きつけた。
「帝国の自存自衛の必要とあれば、仮令の敗戦を予見し得る場合と雖も、国を焦土となして…
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