著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「伴食宰相」(22)羽田孜はなぜ首相としてなんの実績も残せなかったのか

公開日: 更新日:
半袖スーツの省エネルックが印象的な羽田孜首相(1994=平成6=年8月)/(C)共同通信社

 もし羽田孜首相時代が続いたら、どのような政策を行ったのだろうか。なんらかのこの国の骨格が変わることはあり得たのであろうか。正直に言えば羽田首相からは具体的な政策が浮かんでこない。それはなぜか。その経歴から浮かんでくるのは、自民党出身というより、田中角栄の派閥で政治手法を学んだと… 

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