著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

承詔必謹の側に擦り寄った東條英機の狙い

公開日: 更新日:
大東亜会議のため、帝国議事堂に入る東条英機(当時は首相、1943=昭和18=年11月5日)/(C)共同通信社

 8月15日のクーデターは、二重構造になっていたというのが、私の見立てである。その構造について、すでに大枠は理解できたであろうが、中堅将校たちは、一の矢を放っていながら、それが実らないとわかると強硬派は二の矢として東條英機に渡りをつけ、彼を担ぐ形での裏工作を進めていたと言っていい… 

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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