今国会の主役は安住淳衆院予算委員長…コケるのか、喝采を浴びるのか

公開日: 更新日:

 周知のとおり、予算成立の最大の焦点は日本維新が求める教育無償化の扱いと、いわゆる“103万円の壁”で国民民主が要求する178万円への引き上げだ。

「教育無償化は6000億円程度で済むが、178万円の国民民主の言い値を丸のみすれば、財源論との絡みもあり、財務省は予算案の大幅修正作業を強いられ、予算成立が年度をまたぎ大幅にずれ込む。そうなれば、国民生活、日本経済に与える影響は甚大ですし、今夏の参院選で政権与党としての責任放棄が厳しく批判されます」(自民党非主流派議員)

 ちなみに過去を振り返れば、自民党過半数割れで誕生した細川政権下の1994年度予算の成立は6月23日だった。

 自業自得とはいえ、安倍政権以降の圧倒的な数の力を謳歌してきた自民党所属議員には頭が痛いことばかりの国会運営。

 しかし、逆の見方をすれば、予算成立の大幅な遅れや省庁別審査など石破政権の“急所”がいくつも見えたとしても、攻める野党がうまく“料理”“味付け”ができなければ、与野党逆転国会はスベってしまい、国民をシラケさせるだけである。その意味で、予算委員会の安住淳委員長(立憲民主)の腕の見せどころというわけだ。コケるのか、喝采か? 今国会、主役は石破首相でも国民民主でもなく、30年ぶりの野党議員の予算委員長と言っていいだろう。

(特命記者X)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  2. 2

    高市政権また老人イジメ…財務省が高齢医療「3割負担」早期引き上げ提言、政府「骨太の方針」への明記も

  3. 3

    高市陣営の「中傷動画」疑惑拡大に自民議員ビクビク…“被害者”枝野幸男氏にSNSで「動け」コメント殺到

  4. 4

    高市ドン引き外交またも炸裂! 豪首相をファーストネーム呼び、“絵文字”付きサイン…識者「デリカシーなし」とバッサリ

  5. 5

    市場にも見透かされる一時しのぎ ドーカツ円買い介入もやっているふり

  1. 6

    皇位継承安定へ「旧宮家養子案」…中道容認報道に枝野幸男元代表ら立憲出身者が激オコ猛反発の波紋

  2. 7

    高市支持“大派閥構想”は自民の醜い政局ゴッコ 将来の総裁候補も大ボス麻生太郎氏も実態は面従腹背

  3. 8

    消えないナフサ供給不安、現場にはモノ届かず…高市首相4.16明言「目詰まり解消」はやはり大ウソだった

  4. 9

    衆院選「中傷動画」問題で高市首相「秘書を信じる!」超強気答弁が“命取り”に…追及ネタ再投下される恐れ

  5. 10

    チンピラ維新が「選挙妨害規制」をブチ上げるバカらしさ 識者も「立法事実は乏しい」とバッサリ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体