今度は高額療養費で前言撤回 野党は結束して政権交代を求めるのが当たり前

公開日: 更新日:

個別の政策実現が「新しい政治」とは冗談じゃない

こんな時代もあった(国民民主の玉木雄一郎代表と日本維新の会の前原誠司共同代表)/(C)日刊ゲンダイ

 政権維持のために野党の主張をつまみ食いして延命の石破漂流政権。ひたすら目先の打算だけだが、こんな政治を許している野党の方も大問題だ。政権交代を求めて、「政治とカネ」を含めて、腐敗政治の一掃を。

  ◇  ◇  ◇

「制度の持続可能性」と繰り返し、予定通りの実施に向け、あんなにかたくなだったのに、またしても前言撤回だ。

 石破政権が強引に進めようとしていた「高額療養費制度」の負担上限引き上げは、ついに“全面凍結”に追い込まれた。7日、石破茂首相が患者団体と首相官邸で面会した後、こう表明した。

「患者に不安を与えたまま見直しを実施することは望ましいことではない」

「見直し全体について実施を見合わせると決断した」

 今秋までに改めて方針を検討し、決定するという。 

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