産経世論調査では不気味な回答 自公政権のおぞましさを国民は分かっていない

公開日: 更新日:

自公延命、分断ポピュリズムの行く末

公明代表は連立組み替えに前のめり(C)共同通信社

 もはや持たない自公政権。参院選での惨敗は必至だが、自公十野党連立を求める声が意外に多い。玉木首相なんて声もあるが、そんな事態になったら、どうなるのか。企業・団体献金は温存され、大企業優遇政治が続く中、国民民主が求める刹那のバラマキの財源はどこから調達するのか。

  ◇  ◇  ◇

 トランプ関税を「国難」と訴えるものの、予測不能の暴君大統領に振り回され、右往左往で頼りない。党首討論は玉虫色答弁と抽象論に終始してパッとせず。経済対策はガソリン価格の10円引き下げと電気・ガス料金支援という目新しさゼロ。ジリ貧の石破政権。今夏やってくる参院選も惨敗必至だろう。

 それは世論調査でクッキリだ。内閣支持率こそ10万円の商品券問題で急落した先月から若干、盛り返したものの、3割前半の低水準は変わらず。目立つのは「他に適当な人がいない」という消極的な支持だ。今後の政権の枠組みについても「自公政権の継続」を選ばない人が増えている。

 ただ、不気味なのが…… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り2,918文字/全文3,356文字)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」