下村博文元文科相の釈明が見苦しすぎる…「自民裏金事件」参考人招致でもデタラメとゴマカシ連発

公開日: 更新日:

「指示したのが私であれば一番権限があった、会長だったということになるが実際そうではない」

「還付要望があるのは幹部の共通認識だった」

■一方では新証言も

 一方で「還付を求める派内の声を6月下旬に松本氏と安倍会長に電話で伝えた」「〈このことがあるね〉と7月下旬に松本氏に電話連絡した」と新証言。総理を目指し、会長を狙っていたのは周知の事実だ。OBの森喜朗元首相に「紙袋」を渡し、土下座したとも報じられた。松本氏が感じた「圧」は想像に難くない。

 政界引退した塩谷立元文科相は松本氏の聴取後、「私が発言してきたことと松本氏の発言が一致しており、整合性はとれている」とコメントした。認識は食い違うが、下村氏は「私も塩谷氏も松本氏も世耕(弘成)氏も西村(康稔)氏も嘘をついていない。認識の齟齬がある」とゴマカした。

「次期総選挙で返り咲きを狙う下村氏はミソギ目的で出てきただけ。立憲民主党の野田代表は内閣不信任案提出に後ろ向きですが、そうは言っても政界、一寸先は闇。少数与党政権が会期末に解散・総選挙を打つ可能性はゼロではありませんから」(与党関係者)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…