下村博文元文科相の釈明が見苦しすぎる…「自民裏金事件」参考人招致でもデタラメとゴマカシ連発
「指示したのが私であれば一番権限があった、会長だったということになるが実際そうではない」
「還付要望があるのは幹部の共通認識だった」
■一方では新証言も
一方で「還付を求める派内の声を6月下旬に松本氏と安倍会長に電話で伝えた」「〈このことがあるね〉と7月下旬に松本氏に電話連絡した」と新証言。総理を目指し、会長を狙っていたのは周知の事実だ。OBの森喜朗元首相に「紙袋」を渡し、土下座したとも報じられた。松本氏が感じた「圧」は想像に難くない。
政界引退した塩谷立元文科相は松本氏の聴取後、「私が発言してきたことと松本氏の発言が一致しており、整合性はとれている」とコメントした。認識は食い違うが、下村氏は「私も塩谷氏も松本氏も世耕(弘成)氏も西村(康稔)氏も嘘をついていない。認識の齟齬がある」とゴマカした。
「次期総選挙で返り咲きを狙う下村氏はミソギ目的で出てきただけ。立憲民主党の野田代表は内閣不信任案提出に後ろ向きですが、そうは言っても政界、一寸先は闇。少数与党政権が会期末に解散・総選挙を打つ可能性はゼロではありませんから」(与党関係者)