カブス鈴木誠也「打点王」獲得の追い風に…超高額契約狙う2番タッカーは“ニンジンぶら下がり”状態
米大リーグは日本時間19日、後半戦が開幕し、今永昇太(31)、鈴木誠也(30)のカブスはレッドソックスと対戦。リーグ2位タイの77打点で前半戦を折り返した鈴木は「3番・DH」で出場し、一回に26号3ランを放つなど4打数2安打3打点で、80打点とした。
初のタイトル取りにはダイヤモンドバックス・スアレス(前半戦78打点=リーグ1位)、メッツ・アロンソ(同2位タイ)の2人が当面のライバルとなる。いずれもリーグを代表する「RBIマシン」だけに、最後まで熾烈な争いを繰り広げることになりそうだが、鈴木には前を打つ同僚2人のアシストが期待できそうだ。
鈴木は主に3番で起用され、1番ハップは打率.228ながら出塁率.326とまずまず。2番タッカーは打率.280、17本塁打、56打点と好調な上に、出塁率.384とチャンスメーカーを担う。鈴木の一発や適時打で生還するケースも多く、68得点はチームトップだ。
タッカーは後半戦、さらなる活躍が期待できそうだ。今オフのFA市場の目玉の一人に位置付けられており、4大プロスポーツを中心に選手の移籍情報を扱う米サイト「アスロンスポーツ」によれば、10年6億ドル(約890億円)規模の超大型契約が見込まれているという。
これはメッツ・ソトの約1147億円、ドジャース・大谷の約1015億円に次ぐ巨額契約となるだけに、タッカーは自身の市場価値を高めておく必要があるのだ。
鈴木はニンジンがぶら下がるタッカーに牽引されるように打点を量産しそうだ。