小池知事は公務そっちのけで都議選応援フル回転…“4股”かけられた自公、都ファ、国民で「囲い込み合戦」勃発
公明からは「自民の応援に行かないで」
ところが、こうした状況に公明は難色を示しているという。
「とにかく自民の裏金問題への拒否感が強い。近年は、都ファと協力した8年前の都議選を除き、候補者を立てない選挙区では自民候補に推薦を出してきたが、今回は見送ったほどです。そこまでして自民と距離を置いているのに、小池知事に応援に入られるのは面白くない。小池知事が双方を支援すれば、『やっぱり自公は同じ穴のムジナ』と有権者に受け止められかねません。だから、公明は小池知事に『自民の応援には行かないで』と要請したそうです」(都議会関係者)
どいつもこいつも“女帝”の囲い込みに必死のようだが、その思いが最も強いのは、小池一派の都ファの面々だ。
「自民に手を貸すのは論外ですが、正直言うと公明への応援も極力、控えてもらいたい。都政運営で協力してきましたから、ある程度は仕方ないにせよ、我々と競合する定数2以上の選挙区にまで入るのはいかがなものか。こっちを優先してもらいたいものです」(都ファ関係者)
4股状態の小池知事に恋々としがみつこうなんて、随分と女々しい連中だ。この調子では議会のチェック機能など、てんで期待できない。
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都ファ陣営が苦言を呈するのも無理もない? 小池知事と公明党の密接ぶりは、●関連記事【もっと読む】『小池知事の都議選「公明応援行脚」の思惑…2日間で12候補にベタ張り、都ファ候補そっちのけ』で詳報している。