シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(38)家族を守るために自らの死を装った農村青年

実は50年近くにわたり昭和史の内実を探る中で、本当にこんなことがあるのか、という話をいくつか聞いてきた。兵役逃れの話で言うならば、20歳を過ぎた農村青年が、7、8歳年上の兄が亡くなった時に、自身を死亡したことにして、兄になりすましたケースがあったという。これは大正期の山間部の農…
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