どうなる? ポスト石破争い…急浮上した「岸田再登板」説が示す自民党の“末期”
「岸田再登板」が取り沙汰されるのは、党内に衆目が一致する「総理候補」がいないためだ。
小泉進次郎農相や高市早苗前経済安保相、林芳正官房長官などの名前が挙がっているが、全員「帯に短し、襷に長し」という党内評価だ。
「岸田さんは、高市早苗と林芳正だけは絶対に総理総裁にしたくない。高市さんとはケミストリーが合わない。前回の総裁選も“高市だけはダメだ”というスタンスでした。林さんは、旧岸田派のメンバーですが、もし林さんが総理になると、旧岸田派(宏池会)は、そのまま林派に衣替えしてしまい、岸田さんは一丁上がりにされかねない。高市、林の2人が総理になるくらいだったら、もう一度、自分がやった方がいいと思っているのでしょう」(政界事情通)
しかし、総理時代、支持率が低迷して退陣に追い込まれた岸田前首相が、キングメーカーとして幅をきかせ、「再登板説」まで浮上するとは、自民党も末期的だ。
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石破首相は23日、改めて続投を表明。8月の参院選総括後に退陣するとの見方も出ているが、続投への“追い風”が吹いている。●関連記事【もっと読む】『自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大』で詳報している。