片山さつき新財務大臣も森友文書の開示「続ける」と約束した…「真摯に取り組んで参りたい」と
「引き続きこれまでの方針を踏まえて真摯に取り組んでまいりたい」
片山さつき新財務大臣が開示の継続を約束した。
森友文書の開示は今年4月から2カ月ごとに行われ、約5万4000枚が開示された。改ざんで命を絶った赤木俊夫さんの妻、雅子さんが求めていたが財務省は長らく拒否。しかし今年1月、雅子さんが控訴審で逆転勝訴すると、当時の石破茂首相が上告断念を決断。加藤勝信前財務大臣が「公益上特に必要」という情報公開法第7条の規定に基づき開示に踏み切った経緯がある。
森友学園の小学校の名誉校長には時の首相の妻・安倍昭恵さんが就任していた。安倍元首相に近かったとされる高市早苗首相の誕生で森友文書の開示に変化が現れるのか? 新たに就任した片山財務大臣に22日、初めての記者会見で質問した。
片山大臣は、加藤前大臣も旧大蔵省・財務省の出身で3年先輩にあたり、森友事案について引継ぎを受けたとした上で、開示を続けると約束した。
「誠意を持って対応するのも当然ですし、開示につきましてはまだたくさんあるということで、これは引き続きこれまでの方針を踏まえて、法令の規定に則りつつ、まさに説明責任もございますし、ご遺族のお気持ちにも寄り添って、きちっと真摯に取り組んでまいりたいと考えております」