マムダニ会談からトランプ政権が「政策転換」か? 米国では与野党が騒然
さらに驚いたのは3日後24日の報道だ。
「トランプ政権が、オバマケア(アフォーダブル・ケア・アクト)の医療保険料補助金の延長を検討している」という。オバマケアに対する「拡大補助金」は、この年末までに議会で延長されなければ、2400万人の加入者の保険料自己負担が、来年1月から平均で約2倍に上昇する。オバマケア廃止をもくろむ多数派の共和党は延長に反対し、強硬姿勢を続けてきたが、これをトランプ氏が覆すかもしれない。これも中間選挙に向けてのアピールだろう。
しかし、長年オバマケアを守るために戦ってきた民主党にとっては、この動きはもろ刃の剣となる。党としてのアイデンティティーを奪われかねないからだ。一方、小さな政府を打ち出す共和党からは強い反対も予想され、政局は混沌としている。
多くのアメリカ人は、党派のイデオロギーよりも、生活負担を減らしてくれる政治家を求めている。「アフォーダビリティー」は中間選挙を占うキーワードとして、さらに注目されそうだ。



















