著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

FBIが専門捜査官12人を解雇 イラン攻撃拡大の陰で進む米国内の防諜解体

公開日: 更新日:

 同時に懸念されているのが国土安全保障省の動きだ。本来テロからアメリカ国民を守る立場で、ICE(移民・税関捜査局)も管轄する。大規模な不法移民の拘束・強制送還の過程で、少なくとも2人の米国市民が死亡、世論の批判を浴びている。

 さらに政府の一部閉鎖の影響も受けている。省所管の空港警備職員の多くが、給与の一部しか受け取れていないことで、欠勤や離職の増加が懸念される。

 第2次トランプ政権が発足した昨年だけで、連邦職員は35万人が離職。安全保障分野では、CISA(サイバーセキュリティー・インフラ安全保障庁)が3分の1を超える人員減となっている。

 こうした削減をめぐっては、財政効率化だけでなく、開戦や諜報活動に対する歯止めや批判を弱める狙いがあるのではないかとの見方も出ている。

 計算された再編なのか、それとも足並みの乱れなのか。9.11を体験したニューヨーカーにとって、不安は容易には消えない。

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