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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

テキサス州で予想外の勝利 民主党の新星タラリコが共和党優位の“神話”を崩すか

公開日: 更新日:

 勝ち方も注目を集めた。対抗馬は民主党のスター下院議員だったが、結果を左右したのはヒスパニック票だった。

 2024年大統領選で、民主党支持と思われたヒスパニック票の一部がトランプ支持に流れたのは記憶に新しい。だが今回は揺り戻しが起きた。背景には強制送還政策への反発と経済不安があったとみられている。この票が本選までとどまれば、民主党には大きな追い風だ。

 一方の共和党は候補者選びが決選投票にもつれ込んでいる。トランプ氏は、どちらかの候補への支持を表明する意向を示し、「支持されなかった候補は撤退すべき」と発言。党内の足並みも乱れている。

 とはいえ共和党優位は変わらない。宗教保守層の組織力に加え、郵便投票の制限や投票所削減も共和党に有利だ。それでも今回のタラリコ勝利で、「テキサスだから共和党が勝つ」という神話が揺らいだ。

 AOC(アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員)のような対決型でもなく、ゾーラン・マムダニNY市長のような進歩派とも違う、新しい民主党スタイルが州を超えて広がるのか。もしそうなれば、28年の大統領選の候補者像にも影響を与えるだろう。

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