NYの看護師1万5000人がスト「ヒーロー」が再び最前線に
ニューヨークで史上最大規模の看護師ストライキが始まった。4つの大病院の看護師約1万5000人が、連日ピケット・ラインで抗議の声を上げている。
ニューヨークの看護師といえば思い出すのは、6年前のコロナ禍で市民が家にこもる中、命の危険を冒して最前線で働いたヒーローの姿だ。そんな彼らに今何が起きているのか。
ストに参加しているマウントサイナイ・ウェスト病院ICU勤務の、日本人看護師Kさんに話を聞いた。そこには想像を超える厳しい現実があった。
「深刻な看護師不足が続き、一人で見なければならない患者が増えすぎて、ケアが追いつかない。だから私たちは、ヒーロー・トゥ・ゼロ(かつてのヒーローが今は空っぽ)と自嘲しているんです」
今回のストで彼らが要求しているのは、賃上げ以上にこうした労働環境の改善だ。中でも強い声が上がったのは、病院の警備強化である。
「去年、ニューヨークでオフィスビル銃撃事件が起きた後でも、警備はほとんど変わっていません」


















