著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(125)初めて明らかになる「学徒出陣」の裏面…侍従が語った実兄・文相への批判

公開日: 更新日:
第84回通常議会開院式に出席。閣僚と共に写真に納まる東條英機首相=最前列中央(1943昭和18=年12月26日、国会)/(C)共同通信社

 学徒出陣に関して、私は「2つの証言」を聞いて、太平洋戦争に駆り出された学徒の姿に、全く別な姿を重ね合わせることになった。

 この戦争の後半期、特に昭和19年に入る頃には戦況は一気に悪化していき、日本の勝利はもはや絶望的な段階に達していた。兵員は枯渇し、何よりも将校も少なか… 

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