ルシアンホールディングス事件「被害者の会」運営の社長が明かす大規模な詐欺的M&A事件の深層
F氏が負った債務は総額3億円に及ぶ
「ルシアンホールディングス」という投資会社が2021年ごろから多数の中小企業相手に詐欺的M&Aを重ねた事件は、24年ごろから大きく報道されてきた。だが、今も同社は摘発されていない。「被害者の会」を運営する荒川公一氏(63)に事件の深層を聞いた。
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中小企業の経営者には、経営不振や後継者不在などの事情で会社の売却を考える人たちがいる。ルシアンの代表取締役H氏、取締役K1氏、同社の会計参与だった税理士法人の税理士K2氏の3人はそういう中小企業を買収し、会社の現金を奪ったうえ、経営と債務は引き継がずに放置する手口で荒稼ぎした疑いをもたれている。
富山市を拠点にシリコーン製品メーカー「リンク大洋」を経営する荒川氏も後継者不在のため、23年ごろ、一時はルシアンに会社を売却する契約がまとまっていた。その際に3人のうち、H氏と会ったという。
「Hは、見た目は“普通のオヤジ”ですが、(頭の)キレは良かった。うちの会社を買う気があるのかと聞いたら、『私は買うために富山に来たんです。東京から無駄な時間を使いに来たのではありません』と答え、『シナジーを生かしましょう』などと言っていました」
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