著者のコラム一覧
片岡健ノンフィクションライター

1971年、広島市生まれ。早稲田大学商学部卒業後、ノンフィクションのライターに。新旧様々な事件を取材し、新事実や冤罪を発見している。著作に『平成監獄面会記』、同書が漫画家・塚原洋一氏によりコミカライズされた『マンガ「獄中面会物語」』(共に笠倉出版社)、『もう一つの重罪 桶川ストーカー殺人事件「実行犯」告白手記』(リミアンドテッド)など。最新刊は2026年4月発行の『実録 死刑囚26人の素顔』(宝島SUGOI文庫)。

埼玉愛犬家連続殺人事件 冤罪訴え獄中生活30年の女性死刑囚を支える娘「一緒に色んな景色を見たい」

公開日: 更新日:
逮捕前の風間博子死刑囚(Nさん提供)

 1993年4~8月、埼玉県熊谷市を拠点に犬猫の繁殖販売業を営む夫婦が顧客ら4人を殺害したとされる「埼玉愛犬家連続殺人事件」。夫婦は共に裁判で死刑判決を受けたが、夫の関根元・死刑囚(享年75)は2017年に病死した一方、妻の風間博子死刑囚(68)は冤罪を訴え、さいたま地裁に再審請求中だ。

  ◇  ◇  ◇

「母は精神的に追い込まれた時、同じ話を繰り返したり、ボーッとすることがあります。ただ、今は落ち着いています」

 東京拘置所に収容中の風間死刑囚の近況について、娘のNさんはそう話す。冤罪を訴えながら獄中生活が30年を超えた母のことを… 

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