(2)アフリカでエボラ出血熱が猛威…それでもワクチン開発は世界連携強化よりも「国内完結」
開発失敗の原因が長期にわたる根深いものだとすれば、数年程度の予算投入で国産ワクチンの開発は可能なのか?
パンデミック対策として、世界連携でワクチン開発を目指すのが国際機関「感染症流行対策イノベーション連合」(CEPI=セピ)だ。CEPIは今、パンデミックの脅威が特定されて100日以内にワクチン承認を得る目標を掲げている。
「新型コロナでは、ワクチン開発まで326日。異例の早さでしたが、世界で膨大な数の犠牲者が出ました。100日のハードルは高く、だからこそ、もっと拡充する必要があるのです」(感染症危機管理の専門家)
CEPIは、各国の研究機関、製薬企業に投資してワクチン開発を促進し、量産できるネットワーク構築を急いでいる。
「今、アフリカでエボラ出血熱が猛威をふるっています。CEPIはワクチン供給に向けて資金を投じ、英オックスフォード大学で開発が進められ、インドのCDMO(医薬品開発製造受託機関)で生産するもようです」(前出の専門家)
CEPIの投資は日本の研究機関・企業にも向けられている。NEC子会社の次世代ワクチン抗原探索研究、長崎大学などの超低温保管不要のワクチン開発などだ。


















