「キマイラ16 呪殺変」夢枕獏著│錯綜する思惑と新たなる強敵

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「キマイラ16 呪殺変」夢枕獏著

 ルシフェル教団に拉致された深雪を移送する車が山中でクラッシュ。大鳳は、グリフィンの相手で忙しく、駆け付けられないが、森の中で待機していた九十九が対応してくれるはずだ。しかし、深雪を取り戻した九十九の前に、2人の老人を伴った猛宗元と名乗る男が立ちはだかる。大鳳は、「硬功」の使い手で、石のように硬い体を持つ猛宗元と戦う。大鳳は、グリフィンにも現れた猛宗元が何者かわかっていないようだと感じる。一方、巫炎とともに身を潜める雲斎だが、アジトで待機しているはずの由魅と麗一と連絡がつかない。仲間に見に行かせると、アジトが何者かに襲われた形跡があったという。雲斎は、由魅と麗一もこの伊豆の森の闇の中にすでに潜んでいるのではないかと推測する。

 著者のライフワークである人気シリーズ第16弾。 (朝日新聞出版 1100円)

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