「JPドラゴン」ナンバー3が逮捕…ルフィグループが“黒幕”とつながったきっかけとは?

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「事前に摘発情報を入手したJPドラゴンが今村に、『このままパクられてビクタン収容所行きになって強制送還されるか、オレらの下で働くか』と迫ったそうです。JPドラゴンの手助けもあって今村ら幹部4人はいったん、逃走できた。以降、JPドラゴンの支配下に置かれるようになった」(捜査関係者)

■リストを渡してタタキを指示

 その後、幹部4人は21年4月までに全員逮捕され、ビクタン収容所で拘束されていた。ルフィグループが特殊詐欺からタタキ(強盗)にシフトしたのは、22年春ごろだった。

「JPドラゴンは日本の業者から強盗先のリストを手に入れ、スマホや職員へのワイロ用の現金、食料と一緒に収容所に届けていた。そこには資産額や家族構成、現金の保管場所まで詳細に書かれていた。タタキはかけ子や受け子が必要な特殊詐欺と違ってスマホさえあればできるし、秘匿性の高い『テレグラム』を使えば、アシもつきにくい」(捜査事情通)

 ルフィグループによる被害総額は60億円以上といわれている。多額の犯罪収益がJPドラゴンに「上納」されていた可能性がある。

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