ヤセ薬ドロボーは昏睡レイプ医師だった…兵庫・尼崎クリニック院長の“悪い評判”と有名ぶり

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 逮捕時、瀬尾容疑者は動機について「私が飲むためと友人の減量治療のため」と説明していた。

「数カ月の間に調剤薬局に置いてあった数百万円単位の薬がなくなり、経営者が防犯カメラを設置。映像を確認したところ、普段、調剤薬局に処方箋を発行している顔見知りの院長が合鍵を使って店内に侵入する姿が写っていた。経営者は驚いて警察に相談に来た。当初は転売目的を疑ったが、その形跡はなかった」(捜査事情通)

 瀬尾容疑者は数多くのテレビ番組に出演したり、医療番組の監修を手がけるなど、メディアでもお馴染みの有名医師。祖父、父親、兄弟、いとこも耳鼻科医という医師一家で育ち、父親は日本医師会理事や兵庫県医師会長を務め、地域医療に貢献。瀬尾本人も地元の小学校の校医を担当していた。

「父親が立派過ぎて兵庫医科大の学生時代から守られ、何をしても許されるような立場だった。本人も調子に乗っていたから、周囲からは感じが悪いと疎まれ、相当嫌われていた。30年ほど前から『あいつはクレプトマニア(窃盗症)』と指摘され、『患者に睡眠薬を投与しているのではないか』『若い女性入院患者を狙い、検査と称して、何かしようとしていた』という噂も絶えなかった。クリニックで働いていたスタッフは、若くてキレイな女性ばかりでした」(医療関係者)

 医師という立場を悪用して、卑劣な犯行に手を染めていた。

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