【実録】20代女性「5日で800万円」の罠…カンボジアでトクリュウにたらい回し

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 A子さんは命拾いをしたものの、これは極めて稀なケースだ。

「私と同じように出稼ぎに行ったまま、突然連絡が取れなくなった友人が何人もいます。人身売買なんて映画の世界だと思っていましたが、現地に行けば本当にあるんだと痛感しました」(A子さん)

 今回の証言からも明らかなように、「安易な海外出稼ぎ」と「トクリュウ・国際犯罪組織」は根っこから完全に繋がっている。

 渡航費支給や高額報酬を謳う海外の出稼ぎ案件の多くは、若者を「使い捨ての駒」や「商品」とみなして仕入れるための罠に過ぎない。特に政府や外務省が危険情報(退避勧告や渡航中止勧告など)を出している国や地域、犯罪組織の拠点化が指摘されるエリアへの渡航は絶対に避けるべきだ。

  ◇  ◇  ◇

 九死に一生を得たA子さん。だが、取材の最後、あっけらかんとこう言った。

「でも私、来月はタイに行くんですよね」 

 一度味わった高額報酬の毒に侵されているのか、それとも恐怖感が麻痺してしまっているのか──。海外出稼ぎの底なし沼は、私たちが想像する以上に深く日本の若者を蝕んでいる。

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