日ハム鶴岡獲得が現実味増す 巨人・阿部の深刻な“状態”

公開日: 更新日:

 状況的にはしかし、「近未来」と悠長に言っていられる余裕はなく、球団はFAやトレードでの補強を考えているとみられている。

 そこへ28日、日本ハムの鶴岡慎也(32)が今季初取得した国内FAの権利を行使することを表明。札幌市内の球団事務所で行った球団との交渉で現状維持の年俸7600万円の1年契約を提示されたあと、「他球団の評価を聞いてみたい」と意思を伝えた。ダルビッシュ(現レンジャーズ)の女房役として知られ、11年目の今季も114試合に出場した鶴岡は、新人に比べたらはるかに計算は立ち、「つなぎ」としてはうってつけ。巨人が獲得に名乗りを上げる可能性は十分にある。

 巨人には、昨オフに控え選手としては異例の3年契約を結んだ15年目の実松(32)、同じく15年目の加藤(32)もいる。4年目の河野(22)も初の一軍を経験して11試合に出場した。それに、新人の小林を含めれば、来季は5人のメンバーが阿部のバックアップに控えるという陣容もあり得るわけだ。それだけ、阿部の状態が不安視されているということである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」