二塁でベストナインでも…阪神・西岡「三塁」プランが浮上する理由

公開日: 更新日:

「来年も二塁でベストナインを取りたい」

 22日に契約更改を行い、2年契約の2年目を現状維持でサインした阪神の西岡がこう意気込んだ。

 メジャーで失敗し、日本球界復帰1年目となった今季、西岡は開幕からリードオフマンとしてチームを牽引。5月の試合中に左ヒザを痛め、登録抹消されることもあったものの、122試合に出場。打率.290をマークし、遊撃の鳥谷とともに、ベストナインを受賞した。西岡は来季も二塁でフル回転するつもりのようだが、首脳陣の中で「三塁コンバート案」も浮上しているという。

■心配な左ヒザ、上本の活躍

 西岡の左ヒザはメジャー時代からの古傷。今季は複雑な動きが要求される二塁守備のヒザの負担を考慮し、三塁手として7試合起用されたこともある。

「和田監督は来季、基本的には西岡を二塁で起用するだろう。ただ、西岡の左ヒザを常に心配しており、下半身への負担が少ない三塁での起用も十分にある。二塁には来季6年目の上本がいる。上本は小技がうまく、走力もある上に、そこそこパワーもある。二塁の守備に関しては西岡よりも上という声も聞く。そこを和田監督は評価していて、今季も二塁で使いたいと思っていた。和田監督は来季が3年契約の最終年。思い通りの起用をしたいとも考えているはず。西岡のヒザの状態がちょっとでも危ういとなれば上本を二塁に固定、西岡を三塁に回す可能性もあるでしょう」(マスコミ関係者)

 西岡は来季、三塁手でベストナインに選ばれるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因