阪神の営業センスが問われる「掛布DC」の生かし方

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 もったいない話だ。阪神の掛布DC(GM付育成&打撃コーディネーター)が来春、二軍キャンプに帯同するという。

 25年ぶりに復帰した掛布DCは、20日で打ち上げた秋季キャンプで話題を独占した。選手への指導、コメントなど一挙手一投足がデカデカとテレビ、新聞に取り上げられた。19日には復帰後初のノックも披露。和田監督ら現首脳陣の存在がかすむほどだった。

 選手からの指導の評判も上々だ。「ミスタータイガース」の身ぶり手ぶりの指導に、目を輝かせて聞き入る若手が多かった。2年目の伊藤隼には夜間にマンツーマンで個別特訓も行ったという。オフの話題に乏しい阪神にとって、“掛布効果”は絶大だったといえる。

「こうなったら、カケに一軍でしかるべきポジションを与えるべき」
 とは、古株の阪神OB。

「カケがコーチ契約をせず、GM付のコーディネーターという契約になったのは、評論活動などの仕事の幅が広がるようにという配慮もあるかもしれん。でも、きちんとコーチに任命し、堂々と指導させてやるべきです。たしかに二軍で若手を育てることも大事だが、一軍でもくすぶっている選手がいる。ベテランの新井貴もそうだし、三塁へのコンバート案が浮上している今成もまだまだ伸びしろがある」

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