被災者に30億円ポン フィリピンが熱狂した英雄パッキャオの復活劇

公開日: 更新日:

「英雄」の復活劇にフィリピン国民は歓喜の声をあげた。

 24日、ボクシングの元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(34=フィリピン)は、元WBA世界ライト級王者ブランドン・リオス(27=米国)とWBOインターナショナル・ウエルター級王座をかけてマカオで激突。

 2連敗しているパッキャオはこの試合に負ければ「引退」も囁かれていたが、台風30号で甚大な被害を受けた母国フィリピンの国民を励まそうと奮起。軽快なステップで終始主導権を握り3―0の判定勝ちをおさめた。

 ちなみに「被災者に寄付する」と宣言していたファイトマネーは1800万ドル(約18億円)。PPV(ペイ・パー・ビュー=有料番組への課金)の売り上げがよければ3000万ドル(約30億円)にのぼる。パッキャオは母国でプロボクサーと国会議員の二足のわらじをはいている。こんなカッコいい「先生」は日本には絶対出てこない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」