韓国でも大ブーイング 亀田興毅「不可解判定」で“海外防衛”

公開日: 更新日:

 判定直後の会場は大きなブーイングに包まれた。

 韓国で行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチは亀田興毅(27)が判定で同級14位の孫正五(32=韓国)を下し、日本歴代4位に並ぶ8度目の防衛に成功。日本人としては海外で世界王座を防衛した4人目のチャンピオンとなった。

 それにしても不可解な判定だった。亀田は5回、孫の右ストレートを顔面にくらう。9回には連打を浴びてサンドバッグ状態。10回は孫の左フックでダウンを奪われた。12回を終えると孫は勝利を確信。左右のまぶたを切った亀田はリングサイドで不安げな表情を見せていたことからも勝敗は明らかだったが、軍配はなぜか亀田に上がった。

 26戦20勝4敗2分けの孫はKOはたったの6回。07年に韓国スーパーフライ級王者となり国内で2階級制覇し、今回はバンタム級にクラスを上げて初の世界挑戦。しかも実戦は昨年12月以来。練習不足から上半身に筋肉はなく、カラダは真っ白。そんな相手でも亀田はKOできずに疑惑の勝利となった。

 本人も負けたと思ったのだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは