楽天・田中 義理堅い「人の良さ」がメジャーでは足かせに

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 ある日本人投手は大量リードの場面なのに、安打を1本打たれただけでマウンド上で正捕手に怒鳴られた。思わずカッとなり、日本語で怒鳴り返すと、それ以降、投手に対する正捕手の接し方が変わったという。

 別の日本人投手はウエートトレーニングをしている最中、重りの重量を変えられた。軽い気持ちのいたずらかもしれないが、場合によってはケガにつながる。その投手は重りを変えた同僚を叱り飛ばし、ケンカまでやったそうだ。

■「ライスボールを持ってこい!」

「マリナーズ時代のイチローも1年目はかなり嫌がらせをされた。ロッカールームで女房の手作りのおにぎりを頬張ってると、『オレたちの分もライスボールを持ってこいよ!』。日本人記者がウロウロしていると、『イチロー、早く帰れ!』とね」と話すのはさる代理人関係者だ。

 それでもイチローは最初から周囲を納得させる成績を残したし、我が道を行くタイプ。人がどう思うとか、周囲との関係を気にせずにプレーするからこそ結果も付いてきた。

 田中は違う。どんな状況でも周囲とはうまくやりたいし、できれば波風を立てずに生きていきたいと考える。そのスタンスがメジャーで足かせにならないか心配だ。

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