「相手も試合順もいい」と識者 日本が入ったC組を展望する

公開日: 更新日:

 悪くない組み合わせである。欲を言えば、日本が苦手とする南米勢のいないH組(ベルギー、ロシア、アルジェリア、韓国)の方が良かったと思わないでもないが、高望みはよしておこう。

 組み合わせの順番もいい。前回大会同様、初戦でアフリカ勢のコートジボワールと対戦。ドログバやトゥーレ兄弟ら欧州最前線でプレーするタレント揃いだが、主軸の高齢化は否めず、アフリカ選手権でも結果を残せていない。最低でも勝ち点1は狙えるだろう。

 第2戦のギリシャは欧州予選をプレーオフで勝ち上がった。ベテランが主体の守備的なチームである。初戦でコロンビアに敗れた場合、日本戦は勝ちに行かなければならず、前掛かりになったギリシャ相手に日本は前線からのプレスによるショートカウンターが効果的となる。勝ち点3を確実にモノにし、グループリーグ突破に前進したい。

 第3戦は攻守に実力派をそろえ、堅守からのカウンターが大得意のコロンビア。

 これが厄介な相手である。8月に2―4と大敗したウルグアイ同様、日本が苦手とするタイプだ。エースFWファルカオ、彼にラストパスを供給するMFロドリゲスを封じ込め、攻撃力を半減させたい。コロンビアが2連勝で日本戦を迎えれば、無理をしないで「引き分けでもOK」となる。日本は勝ち点1以上を積み上げ、グループリーグ突破を図りたい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解