西武・中村「4年で20億円」はチームにも本人にも大バクチ

公開日: 更新日:

■主力流出に歯止めかけたいのは分かるが

「ただ、4年という長期契約はリスクもある」と、評論家の山崎裕之氏がこう続ける。

「今季復帰後の中村は、実戦感覚が戻りきらないままシーズンが終わった印象。中村の打撃技術があれば、左膝の状態が80~90%まで戻れば、30本以上の本塁打は期待できる。ただ、一度左膝にメスを入れると、2度目は選手生命を脅かすといわれる。古傷を考慮すれば、全試合出場は厳しいだろうし、中村は走塁面やグラブさばきでなかなか良いものを持っていたが、以前のように打って守って走ってと、100%の働きはできないかもしれない。しかも、4年という長い契約を結ぶと、人間どこかで安心感が出てくるものです」

 球団の厚遇が決してプラスになるとは限らないというのだ。大金をドブに捨てることにならなきゃいいが。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン