「マー君移籍条件」ポロリでMLBから大目玉 楽天の自業自得

公開日: 更新日:

「(楽天)イーグルスは我々をバカにしているのか!」

 その瞬間、大リーグ機構(MLB)の関係者はこう言って、声を荒らげたという。

 去る12月25日、楽天が田中将大(25)の入札制度(ポスティングシステム)によるメジャー移籍を容認。その際、立花球団社長が「(田中から)できる限りの協力や寄付をしたいという申し出があった」と発言したことを受け、MLB関係者は激怒したのだ。

 入札制度を定めた日米間選手契約に関する協定には、MLB球団が移籍金以外の金銭や有価物を直接、間接を問わず当該選手の所属球団に提供してはいけないと明記されている。

 今回のケースで言えば楽天とメジャーの特定球団がグルになって田中の移籍先選定に関わり、楽天がその球団からキックバックを得るなどの不正につながる可能性があるからだ。田中からの寄付は「間接」の利益になる。

 そういうルールがあるにもかかわらず、公然と田中から年俸の一部を寄付してもらうかのような言い方をした楽天幹部はその見識を疑われた。それがMLBからの異例の警告書という形で楽天に届くことになった。さる在米ジャーナリストがこう解説する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは