新入札制度合意もマー君出し渋り 楽天の“二枚舌”

公開日: 更新日:

楽天の星野監督はハッキリと、おカネの問題じゃない、後押ししてあげたいと言った。これで田中のポスティングを許可しないということにでもなれば、野球ファンはな~んだ結局、カネじゃないかと思いますよ。なんてカネに汚い球団なんだとね。日本シリーズを勝った今年のチャンピオンチームなのに、セコいというイメージが定着してしまう」
 のっけからこう言うのは、プロ野球ファンの吉川潮氏(作家)だ。

 交渉が難航していた新入札制度(ポスティングシステム)が、日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)の間で基本合意。入札額の上限は20億円に抑えられるが、選手は20億円を入札したすべての球団と交渉できる。

 田中将大(25)がメジャー挑戦するためのレールがようやく敷かれたというのに、しかし、肝心の楽天が新制度を使うのか使わないのか態度をハッキリさせていない。

 この日、立花球団社長は「(新制度が)フェアなものかどうか、球団内で議論する。(上限20億円について)我々が思う適正な範囲はある。ファンやみなさんが妥当だと思えなければ、次のステップに進めない可能性もある」と話した。上限が20億円になる以前は、他のどの球団よりも新制度成立に積極的だったから、明らかなトーンダウンだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束