周囲はハレモノ扱い? 落合GM“肝いり”小笠原は大丈夫か

公開日: 更新日:

 キャンプの一軍スタートが決定した中日小笠原道大(40)。自主トレではひとり黙々と練習するなど、相変わらずの職人気質である。

 その小笠原の扱いについて懸案事項が出てくると、某中日OBが言う。
「ただでさえ近寄りがたい雰囲気がある上、あれだけの実績があって、しかも打撃の師匠である落合GMの肝いりで中日にやってきた。巨人時代も原監督をはじめ、小笠原の対応にはかなり気を使っていたと聞いている。コーチが簡単にアドバイスをしたり、教えたりするわけにはいかんでしょ」

 小笠原の実績については、いまさら言うまでもないものの、ここ数年は全盛期の面影はなく、復活には周囲の手助けも必要となるはず。しかし、「周囲の気遣いによって、チームでポツンと取り残されかねない」(前出のOB)というのだ。

 中日には谷繁監督をはじめ、山本昌、和田、岩瀬と実績のある選手がいる。チームに溶け込むことはできても、彼らが野球の技術について、ああしろこうしろと言うことはないだろう。そうなると、落合GMにゆだねる他ない。ユニホーム組ではないとはいえ、直接指導することに何の問題もない。チーム内でも、「小笠原は落合GMの聖域」と言う声も聞かれる。

 落合GMは他球団の視察も予定しており、チームにベッタリと張り付けないが、小笠原の復活は結局、落合GMの手腕にかかっているといえそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」