坊主憎けりゃ袈裟まで…井端を切った落合GMの“本当の敵”

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 どうにも解せないんです、と今も首をひねっている関係者がいる。

 就任した落合GMによって、今季の1億9000万円の年俸を実に2300万円にまで減らされて、中日を退団した井端(38)。事実上のクビ切りにあったベテランはしかし、落合政権時代は「疑似親子」といわれるほど、指揮官と蜜月関係を築いていた。それだけに「いくら右ヒジ、右足首の手術明けといっても、なぜ落合GMが息子同然にかわいがっていた井端にここまでの仕打ちをしたのか」というわけだ。

「落合監督の発案で遊撃から二塁にコンバートされた10年から両者の関係に溝ができ、それが決定的になったのは落合が退任した11年オフから。落合監督がユニホームを脱いだ途端、井端はOBの立浪に急接近した。落合と立浪は現役時代から確執があり、落合はことあるごとに立浪の監督就任を邪魔してきたといわれる。落合が監督を辞め、もう復帰はない、いずれ立浪監督だ、と井端が踏んだのか、ここ2年はシーズン中の移動日でも立浪とゴルフをやったり、関係を深めている。それが落合の耳に入った。井端は立浪についたのか、というわけです」(OB)

 落合GMからすれば、坊主憎けりゃ袈裟まで、というわけなのだ。

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