二塁じゃないの? 原監督が温めるFA片岡の意外な起用法

公開日: 更新日:

 FAでは、西武から二塁の片岡治大(30)、広島からは先発の大竹寛(30)が加入。原監督が「補強ポイント」とした部分は埋まったが、片岡は左肩や右膝、大竹は右肩に爆弾を抱え、ともに故障の不安がつきまとう。

 10年に右肩を痛めてから丸3年が経ち、12年から2年連続2ケタ勝利を挙げている大竹は、「巨人では打線の援護が期待できる。かなりの勝ち星を挙げる可能性がある」と警戒するのは、前出の斉藤スコアラーだ。

「視察して印象的だったのが、投内連係練習での大竹の動きです。自分の番が終わって、ファウルグラウンドに移動するときも常に全力疾走。ハツラツとした動きは投手陣の中でも際立っていて、状態の良さ、意気込みが伝わってきた。対照的に片岡は、グラウンドにいてもあまり目立たなかった。打撃練習でも守備練習でも目を引くような動きはありませんでした。故障明けで慎重にやっているという印象です」

■キーマンは坂本

 片岡は故障の影響でここ3年はレギュラーとして働いていない。過度な期待は禁物という声が出る一方、原監督にはこんな構想もある。評論家の山崎裕之氏が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因