やっと実戦へ 「監督谷繁」が心配な「選手谷繁」の仕上がり

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「イメージしていた通りの進め方ができている」

 27日、キャンプを打ち上げた中日の谷繁兼任監督(43)が自身の調整についてこう振り返った。

 兼任監督として臨んだ初のキャンプ。当初、谷繁選手兼監督について森ヘッドは「キャンプはほぼ選手。体をつくる時期だから」と話していた。「ポスト谷繁」が不在の現状、谷繁が正捕手として試合に出ないことには勝ちは拾えない。森ヘッドの「選手優先」は当然だったが、しかし、だからといって、監督としての仕事を任せることはできなかった。

■兼任の難しさを痛感している

 これまでなら、自分の練習をやるだけだった。監督になった今季、自分の練習後に選手の動きをつぶさに見守った。気づいたことがあれば、選手に加えて、コーチ陣とも忌憚(きたん)なく意見を交わした。練習の合間には、新聞やテレビなど多くの取材をこなした。

 一軍が休日だった4日には、落合GMとともに二軍を視察。なかでも、二軍の練習試合が行われた16日は、午前中に自身の練習を終えると、森ヘッドとともに二軍へ。三回まで試合を見届けてから再び一軍に戻り、練習を再開。選手相手に打撃投手を務めた。体も頭も休まる暇はほとんどないくらい大忙しだった。

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